こんにちは!今回は、多くの方が悩まされている「アレルギー」についてのお話です。 アレルギー性鼻炎の原因として代表的な「スギ花粉」と「ダニ」ですが、「花粉症の人はダニアレルギーにもなりやすいの?」と疑問に思ったことはありませんか?
結論から言うと、ダニとスギ花粉のアレルギーは非常に合併(共存)しやすいと言われています。その理由や対策について、ポイントを絞ってまとめました!
アレルギー体質(アトピー素因)がベースにある アレルギーを起こしやすい体質の人は、一つのアレルゲン(原因物質)だけでなく、複数のアレルゲンに対して反応しやすい傾向があります。
「アレルギー・マーチ」と呼ばれる連鎖 例えば「子どもの頃にダニアレルギーを発症し、大人になってからスギ花粉症も追加で発症する」など、年齢とともにアレルギーの種類が増えていくことがよくあります。
粘膜のバリア機能の低下 どちらかのアレルギーで鼻やのどの粘膜に炎症が起きていると、粘膜のバリア機能が弱まり、別のアレルゲン(花粉やダニなど)も体内に侵入しやすくなってしまいます。
両方のアレルギーを持っていると、春は「スギ花粉」、それ以外の季節は「ダニ(ハウスダスト)」と、1年中ずっと鼻水やくしゃみに悩まされる(通年性+季節性)ことになりかねません。
① 環境を整える(アレルゲンの回避)
ダニ対策: こまめな換気、掃除機がけ、防ダニシーツの活用、寝具の洗濯など。
花粉対策: 外出時のマスク・メガネ、帰宅時に服の花粉を払う、空気清浄機の活用など。
② 根本的な体質改善を目指す「舌下免疫療法」 最近注目されているのが、アレルゲンを少しずつ体に取り入れて免疫を慣らす「舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)」です。
現在、スギ花粉とダニの2種類に対して、この治療薬(舌下錠)が保険適用されています。
「ダニ」の治療はいつでも始められますが、「スギ花粉」の治療は花粉が飛散している時期(1月〜5月頃)には新たにスタートできないため、時期をずらして始める必要があります。
メリット: アレルギー症状を根本から和らげるだけでなく、「将来新たなアレルギー(他の花粉など)を発症するのを予防する効果」も期待されています!
ダニとスギ花粉のアレルギーは合併しやすく、放っておくと1年中症状に悩まされることになります。「もしかして両方かも?」と思ったら、まずは耳鼻咽喉科やアレルギー科で血液検査などを受け、自分のアレルゲンを正確に把握することが大切です。データ出展・参考資料:
山梨大大学院などの研究グループの調査で(「子どもの健康と環境に関する全国調査」)において、「ヤケヒョウヒダニアレルギー(感作)があると、スギ花粉へのアレルギー症状も出やすくなる」